☆蝶形骨

インテグレート・ヒーリング(IH) ボディ テキストの抜粋

蝶形骨は蝶のような形をした大きな骨で、頭蓋底と眼窩の後壁になっています。視神経は眼球の後方からこの後壁を通って出ていきます。目で物を追ったり、焦点を合わせたり、文字を読んだりといった眼筋の活動や、視覚の統合、さらには見たものの理解においても、大きな要因になっています。蝶形骨は、また、光感覚器官である松果体とその関連組織を含む脳の領域を支えてもいます。

蝶形骨は頭蓋骨格と顔面骨格を接続し、他のすべての頭蓋骨と結びついています。そして、そういう他の頭蓋骨と共に、脳と脊髄を流れる脳脊髄液の循環をも司っています。それゆえ、中枢神経系の活性に直接影響を及ぼします。

脳下垂体は、蝶形骨にあるトルコ鞍のくぼみにおさまっているので、この骨が呼吸によって動くことが、脳下垂体によるホルモン分泌を活性化させるうえで大きな役割を果たしています。

蝶形骨は、神経の健やかさと内分泌系にも重要な役割を果たしているのです。

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